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Artists

作家
Arnaldo POMODORO
アルナルド・ポモドーロ

(モルチアーノ・ディ・ロマーニャ1926~)

最も偉大な現代イタリア彫刻家の1人と考えられており、代表作のブロンズ球体の作品は世界中で目にする。
若い時期はペザーロで建築、舞台美術、貴金属細工などを経験、1950年にG.ポモドーロ、G.ペルフェッティと共にグループ3Pを結成し、貴金属工芸の革新に力を注いだ。54年にはミラノに移り、L.フォンタナ、E.バイなど前衛芸術家と交流し、作品発表も活発になっていった。
59年、初めて制作した丸い彫刻「旅人の柱」が、後の彼の作品の原型となった。ブロンズの完璧で艶やかなフォルムと、その中に隠された複雑で近寄りがたい内部が特徴である。人工と自然、理性と原始といった相反するものが共存することの価値。同時代の多くのイタリアの彫刻家とは異なる、荘厳な存在感がある。
数々の国際賞を受けたが、日本でもヘンリームーア賞(箱根彫刻の森美術館、1981)、高松宮殿下記念世界文化賞(財団法人日本美術協会、1990)などを獲得した。

参考:

Treccani.it  ENCICLOPEDIA ITALIANA
『イタリア彫刻の20世紀』 / 「イタリア彫刻の20世紀展」実行委員会、現代彫刻センター / 2001

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